愛宕山(越畑・芦見峠・地蔵山・竜ヶ岳)



JR八木駅(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 何故かここ数年来、毎年8月16日に愛宕山に登っているようなので、また愛宕山に行くことにしました。

 今回は愛宕山の西側、丹波側から登ってみることにしました。芦見峠をへて地蔵山から愛宕山へと行く道で、帰りは表参道へ降りる、合計約9kmです。


越畑の集落(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 まずはJR山陰線の八木駅で降りて、京阪京都交通バスで越畑に向かいます。バスに乗ること40分くらいで越畑につきます。

 バスは八木駅から南丹市八木町を周回するので、越畑も南丹市かと思っていたのですが、本当は京都市右京区だそうです。越畑は段々畑で有名なのですが、今回は見ずに阿弥陀寺方面に向かいます。
 


越畑の芦見峠への取付き(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)



越畑の芦見峠への取付き(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 獣除けの鉄柵を開けて、約1km先の芦見峠へと向かいます。先には地蔵山がみえます。


芦見峠への入口(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)



地蔵山(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)



芦見峠への山道(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 約40分ほどで芦見峠に到着しました。ここから南進して2km先の地蔵山へ向かいます。


芦見峠(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 今年の夏は猛暑ですが、この日の気温は約37度。木々の影がなくなると直射日光が照りつけ、とても暑いのです。さらに虫除けがあまりきかず、ハエやアブが大量によってきます。虫をよけるためにやや早く進んだので、かなりバテました。水を3リットルほど持っていったのですが、降りる頃までにはすべて消費してしまいました。


地蔵山への道(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)



地蔵山への道(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 しばらく行くと平坦にもみえる尾根道となります。下写真のような気色がしばらく続きます。


地蔵山への山道(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)



地蔵山への山道(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 1.8kmほど歩くと廃鉄塔跡のフェンスに到着します。フェンスの先を超えると小さな獣道があり、そこを掻き分けて進みます。脇には地蔵があります。


地蔵山への山道(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)



地蔵山の地蔵(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)



地蔵山の獣道(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 地蔵から500〜600mほど歩くと頂上の一等三角点に到着します。


地蔵山頂上(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 地蔵山は標高947.57mあり、愛宕山(標高924m)よりも高い、京都有数の山です。


地蔵山一等三角点(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 次に愛宕山へ向かうため、地蔵山一等三角点から500mほどの反射板に向かいます。


反射板への道(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)



反射板(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 愛宕山に向かうのであれば、本来なら反射板の右脇(西側)から抜ける道を行かなければならないのですが、地図を読み違えて左脇(東側)に行ってしまいました。それぞれのルートの角度はわずか10度ほどに過ぎないのですが、全く違う場所に行ってしまうことになるのです。


地蔵山の反射板付近からみた竜ヶ岳方向(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 間違えた道(というよりは薮)はかなり急な下り坂で、立ち木に掴まりながら、ロープをたどって降りていきます。まだハエやアブが大量によってくるので、慎重に降りながらも少し早歩きになってしまい、危ない上に体力を消耗します。


滝谷への下り坂(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 滝谷に流れる小川は北に向かって流れています。この小川はやがて芦見川となって、より大きな桂川へと注ぎます。この小川を渡って今度は登りに転じます。


滝谷への下り坂(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 次にキツイ登り坂(というよりは崖)を登ります。やはりハエやアブが追っ掛けてくるので、結構早いペースで登るのですが、さすがにここではバテてしまいました。


滝谷への上り坂。上から下を見る(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 滝谷からの登り坂をようやく登りきると、写真下のようなやや平坦地になります。この平坦地は左右(南北)に広いのですが、そのまま真っ直ぐ(東側)進みます。


平坦地(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 平坦地を進むと写真下のような左右(南北)の分岐点があります。もっとも、その時まで東に向かっているとは思っておらず、滝谷を南南西方向に突っ切っていると思っていたので、原や神明峠から愛宕山へ向かう東西の道と思ってしまい、「なら東に進もう」と、実際には北に進んでしまいました。


竜ヶ岳の尾根道(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)



竜ヶ岳への尾根道(北へ進む)(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 そのため分岐から800mほど登ってケルンらしきものが見えたとき仰天し、ケルンを確認すると竜ヶ岳の頂上にいることがわかりました。

 竜ヶ岳は標高921mの山なので、地蔵山から滝谷へ降り、そこから竜ヶ岳に登ったので、標高差300mを上り下りしたことになります。

 竜ヶ岳にいた登山者の方が反射板にいた私を見ていたらしく、違う道に行ってしまったことはすぐわかったそうです。


竜ヶ岳頂上(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)



竜ヶ岳頂上からみた愛宕山(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 今度こそ愛宕山に向かいます。


竜ヶ岳の尾根道(南へ進む)(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 竜ヶ岳から1.7kmほど、約1時間で愛宕山の分岐点に到着します。竜ヶ岳の登山者の方と同行して歩きます。登山者の方が「愛宕山に登るってことは、アンタは一日に900mの山を三つ登ることになるな」と言っていたので、地蔵山・竜ヶ岳・愛宕山と、結果的にはそうなってしまいました。


愛宕山への道の分岐点(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)



愛宕山への道(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)



愛宕山への道(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)。山小屋がみえる。

 来た道と、サカサマ峠と、愛宕山の三叉路に到着します。

 この付近で今までブンブンなっていたハエやアブの音が一瞬にしてしなくなったと思ったら、重低音の羽音がしたので、振り向いてみると、黄色と黒の大きな蜂が接近するのが見えました。愛宕山はスズメバチの繁殖地なので結構危険です。


愛宕山への道(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)

 三叉路から10分ほど歩くと愛宕神社に到着します。


[参考文献]
・「山と高原地図46 京都北山(2013年版)」(昭文社、2013年)


愛宕山参道からみた京都市内方向(平成25年(2013)8月16日、管理人撮影)



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