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鷹峯の坂道(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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鷹峯周辺の山を登ってきました。往復6.2km、4時間半ほどかかりました。
まず鷹峯の源光庵・光悦寺・鷹峯小学校を素通りして西に向かうと、北と西への分岐にあたります。ここを西に直進するのですが、写真上のような急で長い坂道に出会います。
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鷹峯の愛宕大権現の地蔵(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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鷹峯の坂道から500mほどで千束の長坂越入口につきます。ここを直進すると長坂越に、左側に行くと紙屋川を沿って登るルートとなります。
案内の立札には「古道 長坂越」とあって、旅情心をくすぐるのですが、ここから1.8kmはアスファルトの急坂なので、古道を期待するととてもがっかりします。
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千束の長坂越入口(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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約1.8km歩くと、京都一周トレイル68の「急坂」につきます。ここをさらに北上して京見峠を越えて300mほど行くと、京都一周トレイル67-1「氷室口」につきます。汚い池が目印です。
ここを北上すれば氷室神社につきますが、以前に行きましたので、今回は杉坂の道風神社に向かいます。
まず67-1「氷室口」を左折して西に向かい、そのまま前坂を直進します。途中レストランがみえるのですが、そのまま通過すると湧き水(杉坂の船水)が流れています。真夏にもかかわらず非常に冷たい清水です。あとはそのまま杉坂川にそってアスファルト舗装された道を進みます。
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京見峠(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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途中、右手の山に木造の橋が架かっています。何もないところに架かっているので一体何なのかわからなかったのですが、左手の杉坂川の方にも同じような橋が並行しているため、林道であることがわかります。
今でこそ杉坂川に沿った道はあまり自動車が通らない狭い道ですが、かつては丹波街道と呼ばれた交通の要衝で、関が設けられて、軍が駐留する場所であったそうです。
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木造の橋(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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氷室口から2kmほどで道風神社につきます。
ここは地名でいうと京都市北区杉坂道風町といい、この杉坂は今でこそ植林された杉が所狭しと林立していますが、かつては杉が一本もなかったらしく、文明15年(1483)にこの地を訪れた彦龍周興(1458〜91)は、変な花が道を挟んで咲き乱れており、地名を聞いたところ「杉坂」と言われたため、「杉が一株もなく、しかも花がこうなっている」といって笑ったといいます(『半陶藁』西遊藁)。
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道風神社鳥居(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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道風神社は小野道風(894〜967)を祭神とする神社で、宝永6年1709)に正一位に叙されられています。境内の和香水は禁中御修法用の名水として知られています。
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道風神社(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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道風神社本殿(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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道風神社から氷室口に向かって戻ること1.5km、杉坂の船水を過ぎ、氷室口の500mほど手前にレストランがあるのですが、レストランへと入って行くと、京都一周トレイル67-3があります。ここから京見山荘に向かって約500mほど歩きます。
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京見山荘へ向かう道(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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京見山荘(京都一周トレイル70)に出ると、道は東西に分かれています。東(左)に50mほど進むと京都への眺望が良いつきますが、今回は西(右)に進みます。しばらくもしないうちに京都一周トレイル71の標識に出会いますので、上ノ水峠に向かって進みます。
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京見山荘付近での京都への展望(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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あとは上ノ水峠に向かって、京都一周トレイル71・72・73・74を通過し、1kmほど進むと、京都一周トレイル75に出ます。この三叉路を左(南)に進みむこと数メートルで、京都一周トレイル76の三叉路につきます。
あとはここを直進(南)して千束に向かいます。
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上ノ水峠への山道(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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上ノ水峠への山道(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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500mほど紙屋川に向かって山道を降っていきます。この山道は若干急で、しかも石が尖っているため転倒すると危険なのですが、後方からお姉さんが猛スピードで私を追い抜いていきました。
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紙屋川に向かう山道(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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紙屋川に向かう山道(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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紙屋川に向かう山道(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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紙屋川がみえると、ここからアスファルト舗装された道路が約1.5kmほど続きます。
紙屋川はようするに天神川のことで、かつては天神川も紙屋川と呼ばれていました。概ね千束町以北を紙屋川、以南を天神川と呼んでいるようです。なぜ紙屋川というかというと、俗称「カイ川」といい、飢饉の時に粥をふるまった「粥川」であるという説と、北野神社と平野神社の間を流れるから「神谷川」であるという説、紙師が宿紙村に住んで、紙屋院の管理のもと紙を梳いていたからという説があります。かつては高橋川・西堀川・荒見川と呼ばれていました。
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紙屋川(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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紙屋川に沿って歩くと、千束の長坂越入口に戻ります。後はここを右折して鷹峯に戻るだけです。
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千束の長坂越入口(平成23年(2011)7月17日、管理人撮影)
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