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妙諦寺三門（平成23年（2011）3月18日、管理人撮影）
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妙諦寺は京城（フエ旧市街）外、東側の春禄社に位置する寺院である。旅行ガイドブックなどでは「ディエウデ寺」と称される。
福国公范登興（1765～1825）の旧宅であり、彼の娘は明命帝（位1820～41）との間に紹治帝（位1841～47）を産んだから、紹治帝が即位するとこの地は重要視されることになる。寺は西向で、前方は護河の河岸となっている（『大南一統志』巻之1、京城、寺観、妙諦寺）。
妙諦寺は紹治2年（1842）に建立された（『大南一統志』巻之1、京城、寺観、妙諦寺）。紹治6年（1846）に紹治帝が詠んだ「御製詩題妙諦寺」によると、浮図を道源閣、左の禅堂を吉祥慈室、右を吉祥精舎といった（「御製詩題妙諦寺」）。
また前庭の左に鐘鼓、右に碑亭が位置したが（『大南一統志』巻之1、京城、寺観、妙諦寺）、現在は双方とも碑亭となっている。このうち北側の碑亭には「御製詩題妙諦寺」が収められてるが、南側の碑亭の碑文は完全に摩耗しており、しかも落書が多いため判読が不可能である。
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妙諦寺碑亭（平成23年（2011）3月18日、管理人撮影）
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妙諦寺仏殿（平成23年（2011）3月18日、管理人撮影）
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妙諦寺十王殿（平成23年（2011）3月18日、管理人撮影）
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