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長寧宮はフエの皇城（阮朝王宮）内の北西に位置する宮殿施設であり、後宮であった。北に瀛洲、南に寿址宮、東に紫禁城、西に皇城の城壁がある。
明命3年（1822）8月に建造されており（『大南寔録正編』第2紀、巻之16、聖祖仁皇帝寔録、明命3年8月壬寅条）、明命13年（1832）3月（『大南寔録正編』第2紀、巻之79、聖祖仁皇帝寔録、明命13年3月条）、および紹治6年（1846）に修理を行なった（『大南一統志』巻之1、京師、城池、紫禁城）。
また長寧宮と寿址宮との間に五代同堂があり、寿泰殿と称されていた。またその後楼として万福楼があったが、万福楼と五代同堂は後に撤去された（『大南一統志』巻之1、京師、城池、紫禁城）。
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長寧宮（平成23年（2011）3月18日、管理人撮影）
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