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ホテルからみたフエの払暁(平成23年(2011)3月18日、管理人撮影)
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2日目の朝です。気温は14度、曇でときどき雨がちらつきます。
5時半頃には起床して朝食を摂り、ホテルでレンタサイクルを借りて街に出ました。宿泊したホテルはパークビューというところで、定番『地球の歩き方』なんかには、宿泊施設の「ホテル」「その他のホテル」の項目の、「その他のホテル」にランキングされています。つまりは安宿です。
安宿といいながらも、部屋はきれいで宿泊するのには何等支障はないのですが、日本語が通じないのです。
「日本語が通じないなら英語を話せばいいのよ!!」
(↑マリー・アントワネット風に読んで下さい)
と思われるかもしれませんが、タイで通じた私のなんちゃって英語も、ここヴェトナムでは全く通じません。私の英語レヴェルがかなり低いことをいうまでもありませんが、現地人が話す英語がヴェトナム語訛りの英語と、私が話す日本語訛りの英語では全く意思疎通ができないのです。
そのためたかだか自転車を借りるのに、かなりの時間を費やしてしまいました。この意思疎通ができないという問題は最終日まで続くのですが、あまりにも通じないので業を煮やして紙に英語を筆記してみると、あっさり通じました。互いに訛っている英語を話している場合は、英語の筆談が以外にも有効なようです。
日本の英語教育は正しかったのだ!!
(↑何のこっちゃ!?)
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フースアン橋(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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フォン川にかかるフースアン橋を渡ってレズアン通りに入ると、交通量が多くて渡るのが困難です。
写真上のフースアン橋は早朝ということもあって比較的交通量が少ないのですが、原チャリや自転車がやはり多く、レズアン通りとの交差点ではかなり危険に思えました。例えば、T字路で赤信号から青信号に変わると、対面交通するのは当然なのですが、そこに左折しようと原チャリが大量に突っ込んでくるので、右側通行にすら慣れていない私は、最初の2回ほどもたもたして渡れませんでした。
それでも段々と慣れてくるもので、しばらくすると私も対面交通に突っ込んで左折する方法を習得できました。日本ではまず使わない技術ですが…。
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フースアン橋(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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ヴェトナムはもともと漢字を使っていた国で、フランス植民地時代にヴェトナム語表記法を現行のクォック・グーに改めてしまったため、現在ではほとんど漢字を使うことができません。
しかし地名などにはもともと漢字を用いていた部分があり、フースアン橋は「富安橋」、フォン川は「香江」となっています。フエは旧名の「順化」の「化」字部分の訛りといわれています。
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フォン川(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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フエはフォン川を距てて、南側が新市街、北側が旧市街となっています。旧市街のうち、城壁に囲まれた南北3km、東西3kmの地をかつては皇城と喚んでいました。その皇城最南端中央に位置するのがフラッグ・タワーです。
このフラッグ・タワーは漢字表記では「旗台」となっており、フラッグ・タワーの名称はただ旗台をそのまま英語に直訳しただけであることがわかります。上にはヴェトナムの国旗が翻っています。
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フラッグ・タワー(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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フラッグ・タワーの手前には敷文楼と、その碑亭があります。
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敷文楼の碑亭とおっちゃん(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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ザップ門(広南門)の手前には祠があります。荒廃していて何の祠であったのかわかりません
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祠(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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城壁(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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フエ旧市街の城壁の門は現在でも自動車や原チャが通る門となっています。
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広徳門(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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大砲(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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フエの阮朝王宮へは午門から入ります。午門は旅行ガイドブックなどでは「正午に太陽が丁度真上に来る」から午門というと書かれていますが、これはただのこじつけで、正南にあるから午門というのです。しかも実際に午門であるのは、翼楼と石造の基礎のうち、中央に開いている門一つのみをいいます。
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午門(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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午門(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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午門。背後から(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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午門上の鐘(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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午門(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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午門上の太鼓(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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午門を通ると中央に太和殿がみえます。日本で言えば大極殿にあたる、阮朝王宮の正殿です。前には銅柱の櫺星坊門があり、前庭左右は金水池、階段の左右には金猊が鎮座します。また階段には龍が彫られており、皇帝の象徴が意匠されています。
嘉隆3年(1804)に建設が開始され、嘉隆4年(1805)正月に完成しました。ヴェトナム戦争のテト攻勢にて被害を受けましたが、修復されて現在に至っています。
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午門からみた太和殿(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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太和殿(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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太和殿(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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太和殿(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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太和殿からみた午門とフラッグ・タワーの旗(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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太和殿の金猊(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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太和殿の階段に彫られた龍(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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太和殿のモザイク(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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太和殿の位階席次をあらわす石碑(平成23年(2011)3月17日、管理人撮影)
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