比叡山延暦寺西塔の堂坊
西塔（さいとう）は、比叡山延暦寺の三塔（東塔・西塔・横川）の一つで、地形・地勢
によって堂坊の区分です。東塔と横川の中間に位置していますが、東塔が近江国
（滋賀県）に属するのに対して、西塔は山城国（京都府）に属しています。
最澄の時代には相輪トウが建立されただけでしたが、その後円澄・延秀・恵亮
らの尽力によって東塔と比肩されるまでに拡大。さらに東谷・南谷・北谷・南尾谷・
北尾谷の五谷や、黒谷別所など、中心部分である惣塔分以外にも拡大して
いきました。さらに松尾坂・黒谷道・八町坂・修禅峰道・大宮渓道・水井横
高尾根道など、京都・坂本・横川との連絡道も整備されていきました。
松尾坂
黒谷道
八町坂
大宮渓道
法華堂
常行堂
椿堂
恵亮堂
釈迦堂
相輪トウ
弥勒石像
瑠璃堂
大日院跡
経塚
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